【Hyper-V上にLinux学習環境を作る】AlmaLinux9.xをインストール その1 ISOイメージのダウンロードと仮想マシンの作成

株式会社テイクーワンT.Tです。

以前の記事でWindowsにHyper-Vをインストールし、内部スイッチを作成しNATの設定をしました。

  1. Windows 11でHyper-Vをインストールする方法
  2. Hyper-VでNATによるインターネットアクセス可能な内部スイッチを作る方法


Linuxの学習は自由に触れて、壊してしまっても作り直せる環境があると非常にやりやすくなります。そこで今回以降、Hyper-V上の仮想マシンにAlmaLinux9.6をインストールしてLinuxの学習環境を作ります。RedHat系Linuxのバージョン9.xであればほぼ同じ手順でインストールできるはずです。

まずはISOイメージをダウンロード

以下のURLから、AlmaLinux OS 9.6 DVD ISOをダウンロードします。
https://almalinux.org/ja/get-almalinux/

ファイル名は「AlmaLinux-9.6-x86_64-dvd.iso」になります。

Hyper-Vマネージャーで仮想マシンを作成する

Hyper-Vマネージャーで[操作]-[新規]-[仮想マシン]を選択します。

[仮想マシンの新規作成ウィザード]が表示されるのでこれに従って仮想マシンを作成していきます。

仮想マシンの名前を入力して、[次へ]をクリックします。ここでは名前は「AlmaLinux9」としておきます。

仮想マシンの世代を選択します。大雑把に言うと第一世代=BIOS、第二世代=UEFIになります。どちらでもAlmaLinux9.6をインストールできますが、ここではデフォルトの[第2世代]としておきます。[次へ]をクリックします。

仮想マシンに割り当てるメモリの設定をします。起動メモリを2048MB(2GB)とし[この仮想マシンに動的メモリを使用します]にチェックを入れておきます。このチェックを入れておくことで仮想マシンに対して必要に応じて動的にメモリが割り当てられます。[次へ]をクリックします。

接続する仮想スイッチを選択します。ここでは以前の記事で作成した「内部スイッチ」を選択し、[次へ]をクリックします。

仮想ハードディスクの設定をします。ここでは[サイズ]を「20GB」にしておき、[次へ]をクリックします。

[ブート CD/DVD-ROMからオペレーティングシステムをインストールする]を選択し、[イメージ ファイル]で先ほどダウンロードした「AlmaLinux-9.6-x86_64-dvd.iso」を選択します。[次へ]をクリックします。

設定内容を確認して[完了]をクリックします。

仮想マシンが作成されました。

仮想マシンのセキュアブートを無効化

仮想マシンを「第2世代」として作成したため、デフォルトでセキュアブートが有効になっています。このままだとLinuxが起動しないことがあるため無効にします。

仮想マシンを右クリックして[設定]を選択します。

左にある[セキュリティ]を選択し、[セキュアブートを有効にする]のチェックを外します。[OK]をクリックします。

これで仮想マシンの作成が完了しました。次回はAlmaLinuxを仮想マシンにインストールしていきます。

参考情報

Hyper-V でサポートされている CentOS および Red Hat Enterprise Linux 仮想マシン

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Hyper-VでNATによるインターネットアクセス可能な内部スイッチを作る方法