【IT技術者】効率的な仕事の進め方【タスク分割でスピードアップ!】
0.はじめに
初めまして、株式会社テイクーワンのK.Mです。
今回は、効率良く仕事を進めるために「タスク分割」について、お話したいと思います。
タスクは、その性質によって、効率化のアプローチ方法が異なります。
1.短時間のタスク
2.長時間のタスク
3.時間固定のタスク
「タスクを完了させるための時間」を基準にすると
上記の通り、タスクを3つに分類することができます。
3分類後のタスクについて、それぞれどのように効率化できるか、説明します。
1.短時間のタスク ⇒ 作業時間を決める!
メールチェック、チャット送受信、軽微な書類作成 など
「短時間のタスク」とは、どんなに長くとも半日未満のタスクを指します。
すぐ完了できるタスク… のはずが、
普段、このような事態になってしまったこと、心当たりありませんか?
😭「頻繁にメールチェックしてしまい、自作業に集中できなかった・・・」
😭「チャット相談したけど、結論までなかなかたどり着かなかった・・・」
軽視されがちな、短時間のタスクですが、
”チリも積もれば山となる” ということわざがあるように、
小さな無駄時間が積み重なれば、大きな時間を浪費してしまいます。
短時間のタスクは「作業時間を決めること」で解決!
メールチェックを例にするならば
始業後 10分
昼休み後 10分
終業前 10分
たった30分集中作業すれば、残りの時間はメールを気にせず作業できます。
チャット相談を例にするならば
一問一答で済みそうなら、そのままチャットで解決
一問一答では済まないなら、直接会話・電話・打合せなど別手段で解決
こちらも時間を決めて集中対話すれば、余った時間を自由に使うことができます。
2.長時間のタスク ⇒ 細分化する!
設計、テスト、本番検証 など
仕事の主目的となるタスクは、「長時間のタスク」となります。
”千里の道も一歩から”
とにかくやることが多く、何から手を付けていいか分からない仕事こそ
タスクを細分化することが大切です。
長時間のタスクは「タスク細分化」で解決!
テスト工程を例に、タスク細分化してみることにします。
「タスク細分化」できたら「必要工数」を算出しましょう。
説明を簡単にするため、複数人ではなく1人で作業するものとします。
タスク名 必要工数
資材準備 3人日
データ準備 2人日
テスト実行 5人日
結果まとめ 1人日
結果レビュー 1人日
次に「作業予定」と「作業期限」の設定です。
もし作業期限=なしなら、いつ作業開始しても、いつ作業終了しても問題ありません。
しかし、現実にはそういった仕事は、ほぼ存在しません。
スケジュール設定のコツとしては
先に作業期限を計算して、後から作業予定を設定するのが良いです。
タスク名 必要工数 作業予定 作業期限
資材準備 3人日 4/01~05 4/21
データ準備 2人日 4/06~09 4/23
テスト実行 5人日 4/10~20 4/28
結果まとめ 1人日 4/23~23 4/29
結果レビュー 1人日 4/25~25 4/30
タスク細分化して、スケジュールさえ組んでしまえば
あとは、順番に作業するのみです。
様々な理由で遅延することはありえますが、
各作業期限までにタスク完了できれば、問題ありません。
NG例を3点挙げます。
😢「手当たり次第作業してしまう・・・」
⇒ いつ完了するか誰にもわかりません。期限が守られる保証もありません。
⇒ タスク細分化できていないので、作業漏れのリスクがあります。
😢「タスク細分化できても、スケジュールなし・・・」
⇒ タスク毎の期限がないので、遅延発生時、どの程度バッファがあるのかわかりません。
⇒ その結果、必要工数以上に作業してしまい、作業効率が悪化します。
タスク名 必要工数 作業予定 作業期限
資材準備 3人日 4/01~?
データ準備 2人日 4/?~?
テスト実行 5人日 4/?~?
結果まとめ 1人日 4/?~?
結果レビュー 1人日 4/?~? 4/30
😢「期限ギリギリに作業してしまう・・・」
⇒ 遅延発生した瞬間、作業期限に間に合いません。
タスク名 必要工数 作業予定 作業期限
資材準備 3人日 4/19~21 4/21
データ準備 2人日 4/22~23 4/23
テスト実行 5人日 4/24~28 4/28
結果まとめ 1人日 4/29~29 4/29
結果レビュー 1人日 4/30~30 4/30
3.時間固定のタスク ⇒ 取捨選択!
定例のミーティング、各種打合せ など
作業時間を動かせないタスクは「時間固定のタスク」となります。
時間固定のタスクは一度やると決まったら
リスケジュールされない限り、特定の時間帯、そのタスクで埋まることになります。
ゆえに、タスク自体の「取捨選択」が必要になります!
必要ないタスクと判断できるなら
タスクをキャンセルしましょう。
時には、捨てる勇気も必要です。
重要でないタスクと判断できるなら
録画視聴、議事録参照など、後からまとめてチェックしましょう。
発言はできませんが、状況把握できます。
途中参加、途中離脱が可能なら
必要な時間帯だけ参加するようにしましょう。
4.さいごに
「テイク-ワン技術ブログ」をお読み頂き、ありがとうございます。
今回の記事はいかがだったでしょうか。
人によって仕事内容は、千差万別ですが
タスク分割することで、効率良く仕事を進めることができます!
それでは、また次回の記事で、お会いしましょう。